Claude Codeって聞いたことあるんだけど、なんか黒い画面でやるやつでしょ?難しそう…
そう思って踏みとどまっていませんか?
正直、僕もそうでした。
でも今、Claude Codeは僕のアプリ開発の相棒になっています。
僕は病院薬剤師で、ICT・AST活動に携わっています。プログラミングはほぼ未経験。
それでも、Claude Codeを使い始めてからアプリ開発のスピードが劇的に変わりました。
「生成AI登場以来の衝撃」と言っても大げさじゃないくらいです。
今回は、そのリアルな体験をお伝えします。毎日生成AIを使っている薬剤師・医療従事者の方にこそ読んでほしい内容です。ぜひ最後まで読んでみてください。
最初に作ったアプリ——腎機能計算ツール
Claude Codeの話をする前に、まず僕のアプリ開発の出発点からお話しします。
僕が最初に作ったのは、Cockcroft-Gault式を使った腎機能(クレアチニンクリアランス)計算ツールです。
Cockcroft-Gault式とは、腎機能の指標であるクレアチニンクリアランス(CrCl)を推算する計算式です。
CrCl(mL/分)=(140 - 年齢)× 体重(kg)÷(72 × 血清クレアチニン値(mg/dL))
※ 女性の場合は算出した値に × 0.85 をかけます。
必要な情報は「年齢・性別・体重・血清クレアチニン値」の4項目だけ。これを入力するだけでCrClがすぐ計算できるアプリです。
「そんなアプリ、もう世の中にあるじゃないか」と思われるかもしれませんね。
その通りです。
でも、これは「プログラミング未経験の自分にアプリが作れるか試してみよう」という第一歩でした。
いずれは、パソコンが目の前にない病棟などでもスマホですぐ使える、オリジナルの実務アプリを作りたい。そのための練習台として、まずシンプルなものから挑戦したんです。
Gemini+Claude時代——役割を分けて開発していた
最初はブラウザ版のGeminiとClaudeを組み合わせて開発していました。
GeminiをAI開発コンサルタント、ClaudeをAIエンジニアとして役割を分けたんです。
詳しくはこちらの記事に書きました。
簡単に言うと、こういう流れです。
機能・デザイン・技術的な形式まで
この方法で、抗菌薬のモンテカルロシミュレーションアプリや、院内オリジナルのアンチバイオグラムを組み込んだアプリも作ることができました。
ただ、この方法には壁がありました。
Gemini+Claudeの限界——毎回「前提の共有」が大変だった
開発を続けるうち、あるストレスが積み重なってきました。
毎回「前提の共有」から始めなければならないんです。
「このアプリはこういう構成で」「前回こういうコードを書いてもらって」「今回はここを修正したくて」——これを毎セッション説明するのが地味に大変でした。
しかも、コードが3,000行・4,000行と長くなってくると、ブラウザ版のAIはコードを全部読み切れなくなることがあります。
修正のたびにコードを全部貼り付けて、全部再生成させる——この非効率さが積み重なっていきました。
Claude Codeとの出会い
ちょうどその頃、SNSなどで「Claude Code」という言葉が話題になり始めました。
調べてみると、AIエージェントという概念が出てきました。
「エージェント?なんか難しそう」と最初は思いました。
でも、なんとかセットアップは完了。
すでにVS Codeをインストール済みでClaudeの有料プランに加入していたのは功を奏したといった感じです。
あとはVS CodeにClaudeCodeの拡張機能をインストールするだけでした。
クロードコードは様々な媒体で使うことができます。
デスクトップアプリでも使えますしCLI(コマンドラインインターフェース)でも使えます。
ただ、僕はVSコードなどのコードエディタがおすすめです。
Claude Codeを使うには?(料金プランについて)
Claude Codeは無料プランでは利用できません。月額$20(約3,000円)のProプラン以上が必要です。
| プラン | 月額 | 使用量 |
|---|---|---|
| 無料 | $0 | Claude Code利用不可 |
| Pro | $20 | 無料版の5倍以上 |
| Max 5x | $100 | Proの5倍 |
| Max 20x | $200 | Proの20倍 |
※ 使用量はトークン数で管理されます(参照:Anthropic公式サポートページ)。
僕はProプランで週20時間程度使っていますが、制限に当たったことはありません。あくまで個人の体験ですが、趣味・副業レベルの開発であればProプランで十分かと思います。
「とりあえず触ってみよう」という軽い気持ちで始めたのですが——
使ってみたら、生成AI登場以来の衝撃だった
一言で言うと、180度変わりました。
ChatGPTが初めて世に出た時の衝撃に近いです。いや、あれ以来の衝撃かもしれません。
何がそんなに違うのか。
「前提を揃える」作業がなくなった
Claude Codeは自分のパソコンのフォルダを直接読んでくれます。
ブラウザ版のAIで開発するとき、毎回一番時間がかかっていたのが「前提の共有」でした。
Claude Codeはそれが不要です。フォルダの中身を自分で確認して、「このプロジェクトはこういう構成だ」と理解した上で作業を始めてくれます。
最初から前提が揃っている状態でスタートできる——これだけで体感スピードがまるで違います。
長いコードでもピンポイントで修正してくれる
ブラウザ版の場合、コードを修正しようとすると全体を再生成されることがよくありました。
Claude Codeは違います。
3,000行・4,000行のコードでも、修正が必要な箇所だけを見つけて、そこだけ直してくれます。
この「ピンポイント修正」が本当に快適で、開発のリズムが全然変わりました。
「前提が揃ってるパートナー」という感覚
Claude Codeを使い始めて数週間の感想を一言で表すなら
「初めましての人に頼むのではなく、前提が分かっているパートナーと一緒に仕事している感覚」
です。
ブラウザ版のAIは、毎回新しい人に仕事をお願いするイメージ。
Claude Codeは、自分のプロジェクトをよく知っているパートナーと一緒に作業している感覚。
この違いは、使ってみないとわからないかもしれません。
ちなみに、AIエージェントとは何かという理屈は知らなくても大丈夫です。僕もよくわかっていませんでしたので。笑
触ってみれば、「こういうことか」と自然にわかります。
毎日生成AIを使っているなら、次のステップはClaude Code
「黒い画面が怖い」という気持ち、よくわかります。
でも、毎日Gemini・Claude・ChatGPTを使いこなしているなら、Claude Codeのセットアップは決して難しくありません。
むしろ、今まで生成AIで業務効率化を図ってきた方にとって、Claude Codeは次のステージだと思っています。
特にこんな方に強くすすめたいです。
- 生成AIで計算ツールや文書を作っているが、アプリ化してみたいと思っている
- コードはわからないが「こんなアプリがあったら便利なのに」と思っている
- Claude Codeは聞いたことあるが、一歩踏み出せていない
難しく考えず、まずは触ってみてください。
ChatGPT登場時と同じように、使い始めた瞬間に、時代が変わる感覚を味わえるはずです。
まとめ:誰でもアプリが作れる時代が、もう来ている
- Claude Codeは自分のフォルダを読んで作業してくれるので「前提共有」が不要になる
- 長いコードでもピンポイントで修正してくれるため、開発リズムが劇的に変わる
- セットアップはVS Code+拡張機能インストールのみ。ハードルは思ったより低い
- 毎日生成AIを使っている医療従事者なら、Claude Codeは確実に次のステップになる
- 「初めましての人」ではなく「前提が揃ったパートナー」それがClaude Codeの感覚
あなたの「あったらいいな」というアプリ、Claude Codeと一緒に作ってみませんか?
