薬剤師×Claude code活用術。アプリ開発や業務効率化にチャレンジ

最近「Claude Code(クロードコード)」っていう言葉をよく聞くけど、ChatGPTとは何が違うの?

Claude Codeってとっても難しいんじゃないの?

薬剤師はコードを書くわけじゃないし、あんまりClaude Codeって必要ないよな。

こんなふうに思っている薬剤師の方、多いんじゃないでしょうか。

私は病院薬剤師として働きながら、AIやITツールを業務に活かして薬剤師の生産性を上げて未来につなげようと活動しています。

この記事では、「Claude Codeはプログラマーのためのツール」というイメージを覆すべく、薬剤師が実際に業務効率化に使える具体的な活用術をお伝えします。

ぜひ最後まで読んでみてください。

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私のClaude Codeとの出会い

きっかけはSNS

私はもともと、GoogleのGeminiとAnthropicのClaude(20ドルプラン)を契約していて、ブラウザで使うチャット型のAIを日常的に活用していました。

そんな中、簡単なアプリケーション開発を少しずつ始めていた頃に、X(旧Twitter)で「Claude Code」というワードが急に増えてきたんです。

「最近流行ってるんだな」と思って調べてみたのが、私とClaude Codeの出会いでした。

プログラミングの経験がハードルを下げた

実は、2020年のコロナ禍に少しだけプログラミングを勉強したことがあります。

外出もままならない時期に、月額課金型のオンラインスクールを使ってHTML・CSS・Pythonをかじりました。

とはいえ「コードが書ける」レベルには全然届かず、なんとなく構造が理解できる・なんとなく読める、という程度ですけどね。

ただ、この「なんとなく読める・構造がわかる」という経験が、Claude Codeを使い始めるときの心理的ハードルを結構下げてくれました。

コードを書く技術はほとんど不要。必要なのはざっくり知ること

ここが一番伝えたいことかもしれません。

Claude Codeを使うのに、コードは書けなくても大丈夫です。

重要なのは「コードを書く能力」ではなく、「各プログラミング言語の特徴・個性をざっくり知っていること」です。

あなたは、「ワードは文章を書くもの」「エクセルは表計算やデータベースの管理をするもの」「パワーポイントはスライドやポスターをつくるもの」というざっくりとした個性を知っていますよね。

それと同じで、たとえばPythonはデータ分析が得意な言語、JavaScriptはWebの動きを作るのが得意な言語、といった大まかな役割分担がわかれば十分です。

あとは自然言語(普通の言葉)でClaude Codeに「こういうものを作ってください」とお願いするだけで、コードを書いてくれます。

コードを「書く」のではなく、Claude Codeを「使う」という感覚です。

薬剤師×Claude Code活用術

PCのフォルダ管理

これ、地味に便利すぎて驚いたんですよね。

VS Code上でClaude Codeを開き、「このフォルダを日付ごとに整理してください」「バラバラになっているファイルをテーマ別にまとめてください」と日本語で伝えるだけで、フォルダの作成・ファイルの移動を自動でやってくれます。

薬剤師業務でもデータや資料が増えてきて、整理が追いつかないことってありますよね。

そういったPC上のファイル管理作業を、コードが書けなくてもClaude Codeに任せられるのは大きなメリットだと感じています。

フォルダの整理をするときはプログラム言語は書いてもらう必要はありません。基本的にClaude Codeが自ら認識して動かしてくれます。

アプリ開発

Claude Codeという名前がついているだけあって、アプリ開発は一番得意な分野です。

HTML・CSS・JavaScript・Pythonといったプログラミング言語のコードを、自然言語でお願いするだけで書いてくれます。

私が実際に作ったもので言うと、

  • 腎機能計算アプリ(肥満患者対応)
  • 自施設のアンチバイオグラム確認アプリ

などがあります。

特にアンチバイオグラムのWebアプリは、自施設のデータを入れておけばどこからでも参照できるので、回診中や処方確認の場面で非常に重宝しています。

「こういうアプリがあったらいいのに」というアイデアを、コーディングスキルなしで形にできるのがClaude Codeの最大の強みかもしれません。

データ分析

AST活動をしていると、感受性データやJ-SIPHEなどの抗菌薬使用量データを扱う機会が多いですよね。

これまで手作業やExcelで行っていたデータ加工・集計を、Pythonスクリプトに任せられるようになりました。

やり方はシンプルで、「このデータをこういう形に加工したい」「こんな集計をしたい」と日本語でClaude Codeに伝えるだけです。

Claude CodeがPythonのコードを書いてくれるので、あとは実行するだけ。

私が実際に使った場面としては、

  • 施設のアンチバイオグラム作成
  • 抗菌薬使用量の経時的分析
  • 臨床研究のデータ解析

などがあります。

データ分析のやり方に迷ったときは、「どんな分析方法が適切か相談する」こともできます。

統計解析のパートナーとしても優秀です。

薬剤師がClaude Codeを使うときのコツ

おすすめはコーディングエディタ(VS Code)で使う

Claude Codeを使うなら、VS Code(Visual Studio Code)というエディタと組み合わせるのが圧倒的におすすめです。

「コーディングエディタって難しそう」と思うかもしれませんが、イメージとしてはこんな感じです。

  • 文章を書くとき → Word
  • 表計算をするとき → Excel
  • プログラムを書くとき → VS Code

最初は少し慣れが必要かもしれませんが、WordやExcelと同じように、使っているうちに自然と操作できるようになります。

VS Code上でClaude Codeを使うことで、フォルダ管理・アプリ開発・データ分析のすべてがひとつの環境で完結します。

ぜひClaude Codeを使うときはVS Codeを試してみてください。

メモや記録は「マークダウン」

Claude Codeを使い始めたら、メモや記録はMarkdown(マークダウン)形式で書くことをおすすめします。

📌 補足:Markdownとは
シンプルな記号を使って文章に構造を持たせられる軽量の記法です。たとえば行頭に # をつけると見出しに、**テキスト** と書くと太字になります。WordのようなボタンUI不要で、テキストだけで整理された文章を書けるのが特徴です。VS Codeでも普通のテキストと同じ感覚で書けます。

なぜMarkdownがいいのかというと、AIが読みやすいからです。

Markdown形式で書かれたメモは、Claude Codeが正確に内容を把握しやすく、「このメモをもとに〇〇してください」と指示したときの精度がぐっと上がります。

データや情報をClaude Codeに渡すときのフォーマットとして、非常に相性がいいです。

なんでも「私に10個質問して」

これ、個人的に一番効いたコツです。

やりたいことをClaude Codeに伝えるとき、うまく言語化できないことってありませんか?

私もすごく苦手で、「なんとなくこういうものを作りたい」とざっくり伝えたら、全然思っていたものと違うものができあがる、ということが最初はよくありました(笑)

そこで使い始めたのが、「私が言っていることをすべて理解できているか確認したいので、私に10個追加で質問してください」という一言です。

そうするとClaude Codeが「〇〇というのは△△という意味ですか?」「□□はどのようにしたいですか?」などと質問してくれます。

この質問に答えていくだけで、Claude Codeと私の認識がすり合わさり、その後の作業が思ったとおりに進むようになります。

言語化が苦手な方には特におすすめのテクニックです。

まとめ:薬剤師こそClaude Codeを使ってほしい

今回の内容をまとめます。

  • Claude Codeはプログラマーだけのツールではなく、薬剤師の業務効率化にも十分使える
  • コードを書く必要はなく、日本語で指示するだけでOK
  • フォルダ管理・アプリ開発・データ分析など活用場面は幅広い
  • 「VS Codeで使う」「Markdownでメモを書く」「10個質問して」の3つを意識するだけで成果が大きく変わる

「自分には関係ない」と思っていたClaude Codeが、実は業務の強い味方になるかもしれません。

まずはVS Codeをインストールするところから始めてみてください。

きっと新しい世界が開けます。

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